Diversity
Diversity: Of having variety. Of having differences.
多様性。相違。多種多様。
背景
分野diversity:
半導体装置メーカIPEC社(現在SpeedFam-IPEC)のorbital planarization装置のアイデアをLensCrafters社の読書用コンタクトレンズから。
スタイルdiversity:
日産デザイン・インターナショナルでは創造力のため、2人の違うスタイルを持っているデザイナーを一組に。
年齢diversity:
Cadence社は新しいアイデアのため、若い社員と年上社員を一組にした。
九州松下電器も年齢diversityに注目している。九州松下電器の大戸氏は「女子高生がトレンドリーダーと思われているもう1つ理由は彼らは大人が考えつかないようなアイデアを提案するから。女子高生は我々のビジネスマネジャーよりもパワーがある」と述べた。
専門/経験diversity:
機器メーカーVarian社は成功した各プロジェクトを分析した。結果は成功したプロジェクトのチームに専門的/経験的なdiversityがあった。
性diversity:
男性と女性の経験diversityや情感的なdiversity(ホルモンdiversity)を使う事。
特に現代のビジネスは:
「Transaction世界」から「Relationship世界」へ。
「Rational Markets & Analysis」から「Emotional & Intuitive」へ。
「Content, Process中心」から「Context中心」へ。
この事に対して、長い経験があるから、女性はエキスパートである。
(男が競争出来るかな?)
能力diversity:
盲目の人の手触り(touch)の感受性は他の人より1万倍高いかもしれない。製品開発等にその能力を有利に使える。
考え方/性格diversity:
北極/南極の探検家Robert Swanさんはいつもチームにdiversityを持たせた。なぜなら、もしチームメンバーが皆同じ考え方をしていたら、彼らは同じ難点に落ち込んで、生命を失ってしまうから。
本文
以前から、創造力や差別化のため、性や国等のdiversityを有利に使ってきた。
現代、それが不足している。
Knowledge時代ではdiversityは脳の回路の世界に入った。
現在、優れた性能、生産性、創造力や差別化のため、それぞれ構造の違う全員の脳を使わなければならない。
例えば、Microsoft対U.S.政府の裁判ではU.S.政府の主任弁護士はスーパー弁護士であるDavid Boiesさんだった。しかし、実は、David Boiesは失読症(dyslexia)だった。そのため、彼は簡単な言葉だけを使った。結果的には一般人も彼の話しが理解出来た(弁護士世界ではがとても珍しい事だ!)。
このごろ、リーディングエッジ会社では精神病や脳障害者の採用し始めた。このような人は他の人が考えられない事を考えられるので、競争力や差別化となる。
現代では、
脳障害も精神遅滞も = talent = 競争力(competitive advantage)
さて企業の話しに戻ってみよう。添付した図(図こちら)のように、diversityがあるチームではdiversityが競争力になる。
以前に関連のなかった考えをインタセクションさせることで創造力が生まれる(つまり、A+A =2A、一方にA+B=C)。
Diversityによって、イノベーションも発生する。
つまり、ゲイリー ハメル氏の言葉で「会計士やエンジニアは詩人や夢想家を愛する事を学ばなければならない」。
今度、ブレーンストーミングのミーティングがあったら、農家の方やアーチストも参加してもらえば、あなたの問題に対して、創造的なソリューションが生まれるかもしれない。
前の「The manager」メモでは社員の人材開発について、多くの場合、マネジャーがキーマンである事を示した。
結局、それは社員の脳の構造を理解する事である。
(Knowledge時代ではマネジャーが除々に心理学者になってくる)
マネジャーが社員の脳の構造を理解し、社員のpassionを理解して、そし、適切な仕事をマッチングすることにより、ものすごい生産性や性能が出て来る。(一方、マネジャーは人のpassionに対する障害を取り除く役割もある)。
結局、心理学的に、
「脳の構造に合う仕事」 + 「passionが持ている仕事」
= 幸せ ⇒ Super performance
各人の脳の構造が違うので、そのdiversityを使ったら、人間の幸せ及び優れた生産性や優れた性能のwin-win状況が創成出来る。
この‘武器’を使う事で、競争力になる。
皆が常に提供物の差別化を探究している。
現代、結局、製品差別化の源泉は社員の差別化や、やりかたの差別化、マネージメントスタイルである。
つまり、製品の差別化が欲しいのであれば、他社のマネージメントスタイル、やり方、人間等の模倣をしないで下さい。
グローバル化が世界を均質にすると考える人もいるが、
これは間違いである。
現代、自己(脳の構造の違い)を表現する事は安全のみならず、競争力でもある。
あなたが複雑な問題がお好きなら、その特徴を保護して、示して下さい。
あなたが花の成長に大変興味がおありなら、その特徴を保護して、示して下さい。
あなたが変であったなら、その特徴を保護して、示して下さい。
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“The surplus society has a surplus of SIMILAR companies,
employing SIMILAR people,
with SIMILAR educational backgrounds,
working in SIMILAR jobs,
coming up with SIMILAR ideas,
producing SIMILAR things,
with SIMILAR prices
and SIMILAR quality.”
- Kjell Nordstrom
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