ジャパニーズウェイから、XYZ社ウェイへ
差別から差別化へ
日本企業では「日本人は・・・」や「ジャパニーズ・ ウェイ・・・だから、しようがない」というようなことを毎日よく聞く。
これは日本国内のことだけではなく、海外の子会社においても聞かれる。
XYZ社ウェイや、XYZ社価値観であれば大丈夫だが、
人種のことに関わっているので、人種差別(Discrimination)に近くなる。
ある意味、これは単なる表面的な言葉の使い方であるが、そのよりも、その裏の考え方や考慮不足のことが心配である。
XYZ社には日本人以外の人間が何万人もいるかもしれない。
XYZ社は全員の会社。
従って、「日本人は・・・・だから、しようがない」のようなコメントは失礼である。
外国人の存在感や意義がなくなってしまうので。
外国人はXYZ社の一部ではないとを感じるであろうから。
特に、組織の方針や戦略的な面について、「日本人は・・・・だから、しようがない」のようなことが出てくると、それはとんでもないの失礼なことです。
つまり、ある組織自体は「人種差別」になります。
気をつけないと、外国人の社員にとって、そのような状況はドイツのナチスの迫害のようなものである。
従って、XYZ社の価値観や、XYZ社のカルチャー、XYZ社の存在意義、・・NECとどう違うか、等をはっきりして、すぐ社員に伝えたほうが良い。
(マネージメントを使うことにより、世界中にカルチャーを育成できるようになる)。
これは社員への課題だけではなくて、顧客への課題でもある。
顧客は「Sorry, this is IBM way」をある程度まで許すかもしれない。
しかし、「Sorry, this is Japanese way・・・しようがない」は許さない可能性が高い。
面白いスペシーズとして、一言、
皆は「XYZ社人」。
参考資料:「海外社員の状況」: