深い意識がない!?
No Critical Awareness!?
ちょうど9年前、「No Critical Awareness」という記事を書きました。それは主に日本の医学システム関係の話しであったが、今回はビジネスの面を見てみましょう。
現代、インターネット等があるが、日本はまだ孤立している(Isolated)。
日本国だけじゃなくて、会社と社外の孤立もある。
社内と社外の間に大きな知識、スキル、経験ギャップが存在している。
戦争には「敵を孤立させる」が1つの戦術である。
しかし、日本企業は自分たちが孤立してしまう。
それは危ない。
知識、スキル、経験においてギャップが生じるから。
日本ではある人がずっと同じ会社に勤めるパターンもある。実際、それは競争力となるが、そのことをしたければ、適切な知識、スキル、経験を取り入れるために社外に大きな「パイプ」が必要である。
例えば、マネージメントスキルや知恵はどこから?
マーケティングスキルや知恵はどこから?
例えば、マネージメントについて、日本の企業は20年のギャップがある。
(実際、世界中のほとんどの半導体のベンダーはマネージメントが弱いので、日本のメーカーはラッキーである)。
(80年まで日本企業は製造、生産性、効率性、エンジニアリングで成功した。
現代、それが足りない。)
日本の企業では技術的なこと以外についてのOJT (on the job training)はそれほど効果的ではない。
社外及び色々な分野に大きな「パイプ」がなければ、経験や知恵が狭くなる。
従って、知識や経験のない事に対して、多くの場合、日本人はゼロから頑張る。
たまに、完全な理解のためにある事をゼロからやるほうが良いときもあるが、多くの場合は無駄になる。
世界中で誰かが似たような問題を解決したかもしれないので、世界の知識を使ったほうが良い。
世界中に行った経験と知識と知恵を使って下さい。
そのため、色々な業界に参加できる:
例えば、
マーケティング業界
マネージャー業界
マネージメント業界
組織変更業界
リスクマネージメント業界
技術シフト業界
VC業界
等
結局、世界中のマネージャー達は似たような問題があるので、どんどん世界中のコミュニティーを積極的に使って下さい。
私は社外のmentor(指導者/助言者)の使用も推薦する。
人間的なコーチングやビジネスのコーチングが貰える。
世界のリソースを使う。
あなたはマネージメントの問題等があれば、誰と相談する?
― 上司?
― 奥さん?
― 誰もない?
― 世界中の適切人?
「Neither theory nor logic nor ethics underlies or informs Japanese
behavior , like lemmings the Japanese look around at what others
are doing: that is the principle of action.」
‐本多勝一、 記者
日本の企業(国も)はある状況(悪循環)に入って、出られないパターンが多い。
理由の1つはこの孤立による知識、スキル、経験ギャップである。
その上、日本人はあまり質問をしないので、ますます悪い状況に入りやすい。
私の祖母のような人は「日本人が怖い」と言っている。
どうして「日本人が怖い」?
彼女は戦争を覚えている(私はオーストラリアから)ので、
「日本人は質問しなくて、あまり考えなくて、フォローする」、だから日本人が恐ろしい。
そのような振る舞いは本当に怖い。
現在も、日本人の振る舞いがあまり変わっていないが、オーストラリア人の代わりに、価値(従って、株主)が殺されている。
日本人は子供のときからあまり質問をしないように育てられるが、
深い知識、洞察、意識、知恵のため、質問することは重要である。
質問によって、深い理由や理解が生まれるかもしれない。
例えば、ストラテジーに対して、質問することが重要である。
ある状況から深い意義を抜き取らなければならないので、すべての前提や可能性を質問しなければならない。
特にマーケティングの場合、質問することが重要である。
セールスは顧客をフォローするかもしれない。
開発部門は技術をフォローするかもしれない。
しかし、マーケティングは深い質問をしなければならない。
深い理由や意義を探さなければならない。
ある事について、単なるフォローしないで下さい。
質問して、理由と意義を探して、判断する。
フォローしなくて、Think!
競合分析を見れば、:
色々な日本のメーカーの競合問題(competitive disadvantage)は:
1)マネージメント
2)マーケティング
その問題の原因の1つはこの知識、スキル、経験におけるギャップである。
日本企業のグローバルビジネスを見れば、知識ギャップがよく見える。
彼らは主に日本からデザインや最終製品を輸出する事だけ。
目の前の仕事/カスタマーに対して、「忙しい」ので、世界中のトレンドやチャンスをあまり見ていない。
例えば、松下Panasonicの国内携帯電話は60グラムになったが、同時期、松下Panasonicの海外モデルは150グラムだった。もったいない。
それはマーケティング失敗、コミュニケーションの失敗、コーディネーションの失敗。
日本企業(Sony含めて)は海外とのコミュニケーションやコーディネーションが弱い。
従って、知識、スキル、経験においてギャップが発生した。
私の母は日本に来る時、いつもこのようなコメントをします:
「こういう製品を海外に出せば、明日、Nokiaはなくなる。日本のメーカーは馬鹿じゃない。」<ママ・リサーチ>
結局、ビジネスの場合、この知識、スキル、経験におけるギャップは危ない。
しかし、医学システムの場合、このギャップは本当に怖い。
「Japanese have no critical awareness」
‐大野 みき、 音楽家.