ビジョンの力

 

シンフォニー・オーケストラがあるとしよう。

指揮者の指導でオーケストラが同じ曲を2回に演奏した。

 

第1回:

指揮者はオーケストラに「あるテクニック(技術)に集中して下さい」と言った。

オーケストラはテクニックに集中し、素晴らしい演奏を行った。

技術的には完璧かしら。

 

2回:

指揮者はオーケストラに「前に立っている女に対し、暗い所から広い、明るい所へというイメージを示してください。彼女にそのビジョンを示して下さい」と言った。

オーケストラが曲を演奏した。

私はすぐ感じた。何かが全然違う!

インパクトが1回目より大きくて、深くて感じた。

 

 

全く同じ曲、楽譜なのに、どうして違う?

 

今回、ビジョンにより、オーケストラの演奏者の感情を掴むことで、オーケストラのアウトプットが今までと異なったレベルを達成したのだ。

(オーケストラの場合、ビジョンから実行までほんの1秒かかるだけなので、面白い組織の例である)。

 

技術的、運営的な対策だけではそのような達成はできない。

中心(技術か、数字か、あるビジョンか・・)によって、アウトプット(結果)が全然違う。

 

 

いくつかの日本メーカーの場合、ビジョンよりも、まず、存在意義、ミッション、DNAのようなことが重要かもしれない。

つまり、感情につなぐこと。

特に、「何のため」を感情につなぐこと

 

 

その上、「顧客起点」、「執念」、「責任感」のようなことをしたければ、

それらはpassion(情熱)から始まることである。

しかし、passionは感情のつなぎから出てくる。

 

従って、感情的なつなぎがなければ、顧客起点、執念、優れた技術等は発生しない。

 

 

 

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